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保育学科 
短期大学部/2年制(入学定員/100名)

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学びの概要

そもそも「保育」、「幼児教育」って何?

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「保育」とは・・・
子どもの生きる力を育む

 子ども、特に乳幼児に関わる専門的な仕事には、子どもの命を守り日常の生活を援助する「養護」の面と、5領域を通して学ぶ「教育」の面があります。この二つをあわせたものを大きく「保育」と呼んでいます。幼稚園・保育所・認定こども園では、この保育に欠かせないさまざまな事柄を5 つの領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)に分けて子どもたちを支援していきます。

「幼稚園」と「保育所」って、どう違うの?

幼稚園と保育所、どちらも保育(養護と教育)を行いますが、幼稚園は「学校教育法(文部科学省)」に基づく「学校」であるのに対して、保育所は「児童福祉法(厚生労働省)」に基づいた「児童福祉施設」です。

幼稚園 保育所
対象 3歳から小学校入学まで 0歳から小学校入学まで
条件 保護者が働いているか
どうかは関係ない
保護者が働いているなど、
保育できない事情がある場合
標準的な保育時間 4時間 (9時~14時) 8時間※
給食 任意 義務
資格 幼稚園教諭免許状 保育士資格
所管 文部科学省 厚生労働省

※保護者の労働時間・家庭の状況等を考慮して保育所の長が定める。
 延長保育促進事業の基準は11時間。

「認定こども園」って何?

幼稚園と保育所の良いところを組み合わせ、さらに地域の子育て支援を行う場としての機能を強化することを目的に、平成27 年度から本格的にスタートした施設です。認定こども園で「保育教諭」として勤務するためには、「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方を取得する必要があります。(※「保育教諭」という資格があるわけではありません。)

教育研究上の目的

 保育学科においては、多様な保育ニーズに対応できる教養と専門的な知識・技術を持った人材を育成することを教育目標としています。学生には幼稚園教諭二種免許状と保育士資格両方の取得を奨励し、将来の保育者として、生涯にわたって学び続けながら地域・ 社会に積極的かつ実践的に貢献できる人材を輩出します。 免許状・資格取得そのものを卒業要件とはしていませんが、学習成果はこれに沿って以下のように設定しています。

⑴ 幼稚園、保育所、認定こども園にかかわらず、地域社会、家庭、社会的養護など様々な教育・ 保育ニーズに対応し、実践者として活躍できる保育者となる理論と実践を身につけている

⑵ 学内・学外実習とその事前・事後指導を通して、子どもの発達上の諸課題の把握や 子どもの生活行動を的確に把握して、保育者に必要な知識、技術、態度を修得している

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 保育学科の教育研究上の目的に基づき、保育学科教育課程における学修を通して以下に示す能力・技能等を身につけ、短期大学部学則に定める卒業に必要な要件を満たした者に対して卒業を認定し、「短期大学士(保育学)」の学位を授与します。

DP1.総合力:保育・幼児教育を学ぶ者として、人間や文化について幅広い知識を身につけ、広い視野から理解することができる思考力・判断力
DP2.問題発見・解決力:子どもの成長とそれを取り巻く現代社会に関心を持ち、保育・幼児教育や乳幼児の発達に関する課題を見いだし、解決に取り組むことができる関心・意欲・態度
DP3.構想・構築力:近年の子どもと子どもに関する社会等の新たな問題とその背景を言語化またはモデル化し、それに対する分析や提案を行い、論理的に説明する力
DP4.コミュニケーション力:学びによる能力や素養を活かすために、子ども、保育者、保護者、地域の方々といった子どもの成長に関わる他者との相互理解を実現する力
DP5.実践力:保育・幼児教育に関する専門性を実践するために必要な知識・能力・技能

教育課程の編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

保育学科は、保育・幼児教育分野の専門性において、卒業認定・学位授与に求められる能力や素養を身につけるために、体系的教育編成を構築しています。なお、「教員免許課程」および「指定保育士養成」に基づく教育課程を履修し、単位を修得した者に幼稚園教諭二種免許状、保育士資格が取得できるよう教育課程を編成しています。

【卒業認定・学位授与に求められる体系的教育編成】
すべての学生が根拠に基づく(エビデンスベース)思考力と総合力を身につけるための、充実した教養教育科目を編成。 演習、実践、学生参画型対話型教育(アクティブラーニング)などの双方向型授業を主体とし、問題発見・解決力、構想・構築力、コミュニケーション力、実践力を培う専門教育科目を編成。 教養教育科目と専門教育科目における学生の主体的学びを構築するために、学問分野・レベル・授業形態などをカリキュラムツリー・ナンバリングなどによって体系化。 学生の自学自修による体系的な学びを、学修ポートフォリオ・履修カルテなどによって可視化(みえる化)。
【2つに大別される科目およびプログラム】

カリキュラムは、教養教育科目、専門教育科目に大別され、そこに関連する分野の科目によって、卒業認定・学位授与のための体系的学習が可能です。

①教養教育科目 広い視野に立ち、短期大学士力の基礎となる基本的な教養(アカデミック・ツール)を提供する。 1年次の初年次教育によって、リテラシー(読む・書く・話す)および情報リテラシーを修得する。 ②専門教育科目 2年次までの専門教育科目によって、保育・幼児教育に関する研究能力、専門的職業能力を育成するとともに、資格取得のための高い知識・技能の修得を提供する。 保育・教育実習などの学外実習やボランティア活動を通して、地域と社会で実践的に学び、また貢献する機会を提供する。 本学附属施設の認定こども園、子育て支援センターや地域の福祉施設、保育・教育関連機関と連携をし、実践型学習の機会を提供する。
【成績評価の可視化(みえる化)】
教育課程や科目レベルでの「学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)」を踏まえて行う。

入学に関する基本的な方針(アドミッションポリシー)

 保育学科では、建学の精神「真心こそすべてのすべて」に則り、Sincerity(真心=偽りや飾りのない心)と Hospitality(思いやり)の体得に努め、将来の保育者として、探究心を持って子どもの心身の成長を支援し、地域・社会に積極的かつ実践的に貢献しようとする意思と意欲を持つ学生を募集します。

【入学前に身につける能力・素養】
①保育学科の教養教育科目、専門教育科目の基礎となる水準の知識・技能
高等学校卒業程度までの基礎的な学力を有し、保育・幼児教育を学ぶにあたって知識や技能を適切に展開できる。

②保育学科での学修に必要となる論理的思考力・判断力・表現力
これまでに学んできた知識や技能等を活用し、課題に取り組むことができる思考力・判断力を持ち、自分の考えや思いを他者に伝えるための表現力を備えている。

③保育学科での学修を身につけるための主体性・協働性
保育・幼児教育への学習意欲を強く持ち、学んだ知識・技能を用いて積極的に人々と関わり、地域・社会に貢献しようとする意志がある。

【入学者選抜の方針】
入学者選抜では、保育学科で学びたいという高い勉学意欲と知的好奇心のある者を、あらゆる地域から迎え入れる。 入学後の学修の基礎となる知識・技能、論理的思考力・判断力・表現力、および主体性・協働性(学力の三要素)を入学者選抜において確認する。
【評価方法の比重】
「福島学院大学短期大学部入学者選抜規程」に基づき、保育学科入学者選抜方針を定め、入学者選抜を実施する。入学者選抜においては、「入学前に身につける能力・素養」の「①~③」を、書類審査・面接・小論文により総合的に評価する。
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