福島学院大学
    • x
    • YouTube
    • insta
MENU
情報ビジネス学科

[情報ビジネス学科]福島市総合防災訓練を見学しました。

吾妻山の火山災害への備えを学ぶ

情報ビジネス学科のゼミナールⅠ(科目担当:安田信二教授)で防災や感染症対策を学ぶ学生3人は、令和4年(2022年)5月21日、福島市吾妻地区で行われた令和4年度福島市総合防災訓練を見学しました。

訓練は、新型コロナウイルス感染症の流行が続く中で、火山災害の危険性が高まった状況を想定しました。

具体的な想定では、吾妻山において火山性地震のほか数回の火山性微動が確認されて、噴火警戒レベルが「2」から「3」に引き上げられていたところ、吾妻山の大穴火口から噴火が発生した。降灰は桜本及び在庭坂地区において約10cm確認された。さらに、福島市に大雨注意報が発表され、その後も降雨量が増加して、大雨警報発表の見込みも高まった。降雨による土石流の発生も予想されることから、須川流域の在庭坂・桜本地区の一部住民に対して「高齢者等避難」を発令した-という内容です。

学生と引率の安田信二教授は庭坂小学校で行われた住民による避難所開設をはじめとして、民間企業による支援、ライフライン関係機関などによる土砂災害からの応急復旧、消防や自衛隊による土砂災害からの救出救助などの訓練を見学しました。

菊田瑠香さんは「多くの方は、体育館に設置したテントの組み立て方を知らないと思います。私もその1人でした。いざという時のための準備が大切であると再認識しました。今後、このような機会があれば、見学だけではなく、ぜひ参加を希望します」と訓練の重要性をかみしめました。

富田雄貴さんは「災害はいつ起きるのか分かりません。備えは何よりも大事だと心に刻みました」と日頃からの意識の持ち方や備えの大切さを確かめました。

德永志織さんは「消防署や消防団、自衛隊、警察署などの公的機関に加えて、私たちの生活の基盤であるガスや通信などの多くの企業が災害復旧や被害の拡大防止に関わっていることが分かりました。フィールドワークを通して、私たちの生活は様々な人々によって支えられていると改めて実感しました」と語り、命や暮らしを守るための取り組みに理解を深めました。

(参加学生:情報ビジネス学科2年生 菊田瑠香さん、富田雄貴さん、德永志織さん)