グラフィックデザイナー
星 伸明(ほし のぶあき)さん
2007年度短期大学部情報ビジネス科卒業
福島県立須賀川高等学校出身
勤務先:株式会社進和クリエイティブセンター
ワンランク上のデザインでお客様に喜んでいただける印刷物を。
観光パンフレット・ポスター、社内報、大学案内など各種印刷物を中心とした企画・制作を行っています。グラフィックデザイナーはお客様の意図を汲み取り、要望に沿ってデザインすることが基本ですが、そこに私なりのアイデアをプラスし、求められた以上のデザインになるよう心掛けています。時折、カメラマンに同行して撮影をディレクションすることもあります。そうやって自身が関わった印刷物を駅や観光案内所などで見かけた時の嬉しさがこの仕事のやりがいですね。中でも、山形県上山市の観光ポスターが日本観光振興協会主催のコンクールで入賞したことは、自分のデザインを認めてもらえたのだと、とても幸せな出来事でした。
大学ではグラフィックデザインの技法を学ぶことができますが、さまざまなモノに興味を持ってアイデアの引き出しを豊かにするとともに、自身の表現したいことを形にする方法を磨くことが大事です。多業種で活かせる授業も充実していますので、自分だけの可能性を見つけてほしいと思います。
社長より
佐久間 信幸(さくま のぶゆき)さん
株式会社 日進堂印刷所
代表取締役社長
(株式会社 進和クリエイティブセンター 関連会社)
お客様の「気持ち」を表現するモノづくりを一緒に 。
- Q求めている人材、および必要な能力を教えてください。
- 明るく健康で、まじめな方。物事を前向きに考えることができるとなお良いですね。本、写真、絵など、印刷業界に関わる部分で好きなことがあると、就職後に役立つと思います。
- Q大学でどのようなことを勉強すると良いでしょうか?
- 情報ビジネス科で開講しているグラフィックデザイン演習は、印刷業界の仕事と直結しています。イラストレーターやフォトショップなどのアプリケーションソフトの技能は、就職して実践を積むことでも磨かれていきますので、大学で最も身に付けるべきことは専門性です。デザインと一言で言っても、グラフィック、DPT、Web、映像など多岐にわたるため、1年目は広く浅く、2年目は専門性に踏み込んでほしいと思います。
インターンシップやアルバイトなどの経験も就職活動に役立つはずです。印刷業界を目指すのであれば、さまざまな印刷物を見てデザインの魅せ方を勉強することが基本であり、また弊社が学生などを対象に実施している工場見学から学ぶこともあるでしょう。大事なことは学ぼうとする意欲を持つことです。 - Q実際に働いている様子を見て、いかがですか?
- 弊社には福島学院大学の卒業生が多く、グラフィックデザイナー、DTP オペレーター、営業など、多部門で活躍しています。情報ビジネス科はビジネス実務を学ぶ授業が充実していますので、入社当初から社会人としての基本を身に付けており、しっかりしていると感じています。そこが福島学院大学卒業生の魅力ですね。伸びしろが大きい人材ばかりで今後が楽しみです。
- Q就職を目指す若者に応援メッセージをお願いいたします。
- 印刷業界は「モノづくり」のイメージが大きいと思いますが、お客様が伝えたい「気持ち」を印刷物に乗せてあらゆる人々に伝える仕事です。例えば、テレビCMのキャッチコピーや演出は何を伝えたいのだろうと考えながら見てみると、そこから印刷物に生かせることもあります。日常から離れる旅行は、いつもと違う視点から新しい物事を発見できるでしょう。何事も勉強ですので、見て、感じて、学んで、良き社会人になってください。
株式会社 日進堂印刷所
福島県福島市庄野字柿場1-1
TEL024-594-2211