福島学院大学
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学長室より

UCL-Japan Youth Challenge 2023 8日目金曜日(7月28日)

8日目金曜日(7月28日)は、午後、UCLホールにで、このプログラムのクライマックスであるシンポジウムが開かれました。これまでのワークショップで提供されたさまざまな話題を活かしながら、参加者高校生はそれぞれのグループで「レジリエンス」のテーマに即したプレゼンテーションを組み立ててゆきました。福島高校の3名はともに「poverty(貧困)」をテーマとするグループとなり、共同で発表に挑みました。このシンポジウムは一般公開で催され、別のサマースクールイベントの参加者や、UCLの研究者が幅広く参加しており、参加者高校生にとっては緊張感のある場であったと思われます。

(「poverty」グループにてプレゼンテーションにいどむ3人)

シンポジウムは、高校生発表の後もつづき、福島県広報課の根本課長による福島県復興の歩みの紹介がなされたのち、東北大学災害科学国際研究所の研究者によるミニレクチャーの機会が持たれました。

18時からは、UCL構内のSouth Cloistersという交流スペースで福島県レセプションが催されました。交流スペースは、長州(長州ファイブと呼ばれた5名)や薩摩(薩摩ナインティーンと呼ばれた19名)からUCLへ幕末に留学した者の名前が刻まれた石碑のある中庭を見下ろせる空間で、300名ほどの来賓の中、にぎやかな集まりとなりました。レセプションでは、大沼先生のウェルカムスピーチにつづき、在英大使館より書記官、東北大学の山口副学長、福島県の根本広報課長、そして、このプログラムを後援するグレイトブリテン・ササカワ財団ディレクターの祝辞が寄せられたのち、福島高校生3名それぞれによる「ふくしまの現在と未来」をテーマとするスペシャルスピーチがおこなわれました。最後に、大沼先生に福島みやげ(高校生からダルマと桜田学長からの会津塗)をお渡しさせていただきました

(スピーチに臨む福島高校の3人)

(左から、小山君、遠藤さん、内田さん、大沼先生)会場では、プログラム事務局による食事の提供のほか、県広報課や福島学院大学からの情報発信、県産品(県内産の酒や食品、会津塗や赤べこなど特産品)の展示・試飲・試食も行われ、ロンドンしゃくなげ会満山会長をはじめとして、多くのしゃくなげ会の会員の皆様にサポートいただきました。また、開催をききつけたUCLの学生たちの参加も見られたほか、なかには後輩の活躍を聞きつけて参加した福島高校OBの方もいらっしゃるなど、和やかななかにも熱気のある歓談風景があちらこちらに見受けられました。

(左から、小山君、しゃくなげ会・満山会長、内田さん、田川助教、遠藤さん)

(左から、東北大・山口副学長、内田さん、遠藤さん、小山君、田川助教)