[こども学科] 子どもたちが「歯を大切にしよう」と思えるような教具開発プロジェクトに取り組みました
福祉学部こども学科、保育内容指導法健康の授業の中で「歯を大切に」という意識を高めるための保健指導の教具作りを行いました。
福島県における2014年度の虫歯のある6歳児の割合は、6割を超え、ワースト1位という結果が出ており、その原因として震災や原発事故に伴う長期避難により生活環境の変化や菓子類を食べる機会の増加が挙げられます。
「天秤ばかりモデル」のアイデアを利用して、子どもたちが『歯を大切にしよう』と思えるような教具を開発し、模擬指導を行い指導の進め方を考えました。
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なぜ教具づくり?
福島県内の虫歯のある6歳児の割合が2014(平成26)年度、6割超となり、全国ワースト1と分かりました。
そのため、この授業で虫歯予防を保育の中で取り入れる教具作りに取り組みました。
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子どもたちが楽しめる指導のシナリオを考えよう!!
私たちは、子どもたちに歯の大切さをわかりやすく伝えるためにシナリオづくりをしました。
子どもたちが興味・関心を持つかを考えながら取り組みました。
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つくってみよう! 楽しい教具!
グループで話し合ったシナリオをもとにして教具を作りました。完成予想図や展開図を考え、パーツごとに制作をしました。
そしてそれらを組み立てて完成させました。
教具は画用紙やコピー用紙のみで作らなければいけませんでした。
班のメンバー全員でアイデアを出し合って試行錯誤を繰り返しました。
見ている子どもたちが楽しく歯について学べるような物が作れたので良かったです。
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授業の流れとそのひとコマ
これから授業の一部を紹介します。
「歯を大切にする」ということを子どもたちに伝えるために、模型を作りました。
その後、班ごとに作った模型をもとに模擬指導を行いました。
甘いもの(チョコレート、クッキーなど)を食べ過ぎると口の中で虫歯菌が増えてしまうというコンセプトで指導を行いました。
下の写真は実際に作った模型です。工夫したところは、口が開いたり、閉じたりするようにして、実際に食べ物を噛んでいるところを再現したところです。
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模擬指導の様子!!
甘い物を食べ過ぎると虫歯菌が増え、それを防ぐため歯を磨くことの大切さを伝えました。
予防策として、「甘い物は食べ過ぎない」ということも伝え、子どもたちが自ら歯を健康に保つためにはどうすればいいか考えられるような模擬指導となりました。