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[地域マネジメント学科]リスクコミュニケーション学生講座『「食」を通してリスクと生活を考えてみよう』を開催しました。
1月19日(金) 地域マネジメント学科は、福島県食品生活衛生課の主催する食品検査結果に関するリスクコミュニケーションセミナーを共催し、県内教育機関では初めて実施しました。
マネジメント学部地域マネジメント学科は「ふくしまならではの学び」をさまざまな視覚から追究しています。その中で、震災・原発事故から13年が経ってもなお地域の公共課題として残る放射線の問題は、とりわけ「食」をめぐる日常生活に深いかかわりがあります
今回のセミナーは、環境省「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」の繋がりから開催に至りました。また、短期大学部食物栄養学科の池田先生にもご協力いただき、2学科25名の学生が参加しました。
はじめに、「放射線及び放射性物質に関する基礎知識」と題し、近畿大学原子力研究所の山田崇裕先生から放射線問題に関する基礎的な科学的知見を解説していただきました。
続いて県食品生活衛生課から「放射性物質検査結果の分析事業報告」と題して、県の食品検査事業の取り組みについて情報提供をいただきました。
2つの講座の内容を受け、ワークショップとして「食」生活と放射線問題に関して学生同士で意見交換を行いました。
日頃からこの問題に接し続けている学生たちからは様々な意見やコメントが出されましたが、放射線や放射性物質そのものに対する不安よりも、それをとりまくメディアや情報発信のあり方に対するものが多かったほか、中高生の段階で得た知識の復習になったといった予期を超える知識に沿ったコメントに開催側が却って考えさせられる場面もあり、リスクというよりも有意義なサイエンスコミュニケーションの場となりました。