短期大学部 保育科第二部
職場や学校で幅広い年代の人たちと一緒に過ごすことは、
吸収することがたくさんある
小学生の頃から保育士になるのが夢でした。進学にあたっては親に負担をかけたくなかったので、日中は大学の職員として働き、夜は第二部で学ぶことを選びました。第二部では幅広い年代の人が学んでいます。同級生といえども年上の人には丁寧な対応をするよう心がけているので、自然とマナーや言葉遣いも身につきます。授業より仕事時間の方が長いので、たまに勉強がおろそかになってしまうことも。平日はなかなか自宅学習ができないので、土日にまとめて時間を取るよう心がけています。毎日忙しいけれど同じ目標を持つ仲間と充実したキャンパスライフを過ごしています。
実は保育士に必須のピアノの授業が苦手。でも「幼児音楽」という授業で、楽譜通りに弾くのではなく、楽しみながらリズムに合わせて弾くことが大切だと学び、それがとても新鮮でピアノの授業が好きになりました。
福島学院大学は、先生方がとてもフレンドリー。学生一人ひとりに対して親身になって理解し、常に適切なアドバイスをしてくれるので、それによって自分が考えていなかった方向への道が開けることも。将来は子どもの気持ちをくみ取ることのできる、またその子の良さを見つけて伸ばしてあげることのできる保育士になりたいと思っています。
保育科第二部 阿部 久美子(山形県最上町出身)
子どもたちに「伝えたいこと」をきちんと伝えるにはー?
「気づき」に満ちた演習型授業を
例えば、「ジャングルジムなどの固定遊具で子どもたちを遊ばせる時、子どもたちに期待される心理的・身体的な効果、そして保育者が気を付ける点はなにか・・・」。
私の授業、保育内容指導法「健康」は、一つのテーマにそって学生が考えをまとめ、他の学生に向けてプレゼンテーションしていく演習形式をとっています。学生の多くは、いずれ保育士・幼稚園教諭として、多くの人の前で話をする職業に就きます。言葉の選び方、声の調子、顔を向ける方向や距離感などで、話の伝わり方は大きく違ってくるものです。教科の枠にとらわれず自分が伝えたいことをきちんと伝えていくために、授業の中で、多くの気づきを得てほしいと思っています。学生が積極的に参加する授業には、夜間でも眠くならない効果もあるのです。
出欠にリアクションペーパーを採用しているのも私の授業の特徴です。授業で学んだ内容や感想、疑問点などを記入してもらって回収し、翌週には私のコメントや質問に対する答えを記入して学生に返します。中には人生相談を書いてくる学生もいるのですが、自立して社会で活躍するまで、できる限り力になりたいという思いから、私なりに誠意と愛情をもって一つひとつの相談に答えています。
保育科第二部准教授 藤本 要
求める学生像
子どもたちとともに感動を
保育科第一部・第二部は、卒業後、ほとんどの人が乳幼児の保育や教育に携わることになります。そのため「子どもが好き」、自分自身が「健康」、「生活態度がしっかりしている」などが必要な資質となり、併せて、子どもたちと「ともに感動できる」豊かな感受性と、自分自身を常に高めていこうとする意欲的な学生を求めています。保育科第一部・第二部を希望されるみなさんは、子どもたちの感性豊かな成長を支え、さらに、人間関係構築の基本であり、コミュニケーション能力の基礎となる国語を身につけてください。また、音楽・美術など幅広い表現力も入学前に学習されることを希望しています。
保育科第二部長 教授 玉井 寛
教育目標
多様な保育ニーズに対応できる教養と専門的な知識・技術を持った人材の養成を教育目標としています。
カリキュラムの特徴
効率よく勉強できる時間割
保育科第二部は、昼間働きながら夜間の授業を受け、幼稚園教諭二種免許状と保育士資格が取れる東北唯一の学科です。
各年次に平均して科目を振り分けているのが特徴です。教育や福祉の基本理念から、幼児の成長や発達、保育内容や保育方法に関する知識まで、幅広い知識と技能を段階的に学ぶことができます。教育実習は附属幼稚園で1週間、協力幼稚園で3週間の延べ4週間。保育実習および選択保育実習は、保育所と児童福祉施設で延べ30日間行います。
授業は、進学就職制度提携の企業に勤務している学生は「16時10分から1日3時限、週3日」、一般の学生は「18時から1日2時限、週5日」、4月から翌年2月末までの年間30週(もしくは半期15週)、1時限90分の授業が基本となっています。
保育科の教育
子どもたちの未来をつくる保育者に
乳幼児期の環境や体験が、その後の人間形成に大きく関与します。この時期に子どもたちと接する幼稚園教諭や保育士は、社会的に重要な役割を果たしている仕事です。日本の将来を担う子どもの教育や保育に携わることは、未来づくりに参加する、とてもやりがいのある仕事です。
思いやりの心、柔軟な指導力、豊かな情緒など、保育者に不可欠な資質を併せ持った人材の育成を目指しています。
保育科第二部のカリキュラムの中から代表的な講義をご紹介
図画工作
-楽しく制作、豊かな表現力を育てる-
幼児の造形表現を指導援助するために、基礎的な知識、表現技法を習得します。創造する楽しさ、制作の充実感を味わうことの出来る演習授業です。平面や立体の制作を通して、子どもの造形活動や教育環境構成にもすぐに役立つ基礎的発展的内容を学び、保育者としての美的感覚も磨きます。また自然に親しみ、季節の移り変わりを表現する喜びを味わい学びます。
発達心理学
-生涯発達を視野に、乳幼児期や初期発達の重要性を学ぶ-
生まれてすぐの赤ちゃんは、何も出来ない存在ではありません。目も見えるし呼びかけに応えることもできるなど、さまざまな能力を持っていることが最近の研究から分かってきました。赤ちゃんの呼びかけに養育者はどのように応えるか、乳幼児期にどのような人間的関わりを持つかが、将来の人間関係の土台になると言われます。人が人の中で人として育っていくために必要な条件を、乳幼児期を中心に、発達の仕組みや発達の様子を学びながら考えていきます。
保育方法研究
-感性や表現する力、人とかかわる力を養い、創造力を豊かにする-
幼稚園や保育所で行われている行事の中の発表会を取りあげ、その「ねらい」を知り、保育の方法を研究し、その成果を幼稚園児の前で発表し、幼児理解を深めることを目的とした通年(30コマ)の授業です。先輩の作品の参考にしながら自分たちでテーマを考え、脚本を作り、大道具・小道具・衣装等製作、招待状作成、稽古などを実体験しながら、総合教育としてまとめていくことを学びます。特にクラスで表現活動を行うため、教育要領の中の「人間関係」と「表現」を良く学ぶようになります。
教育実習
-理論や実技を保育現場で実践し、身に付けた知識をより確かなものにする-
幼稚園教諭二種免許状を取得するために、必ず受講しなければならない授業です。教育実習は、事前・事後指導、基本実習、応用実習から構成されています。事前指導において「幼稚園実習の意義や目的」「年齢別の教育目標」「実習日誌、指導案作成」など理論および実技を学び、基本実習(附属幼稚園)5日間、応用実習15日間で研究や実践をしてきます。そのことを通して、幼児教育の知識や技術、幼児理解などを習得し、教師となるために総合的な基礎を学ぶ授業です。
学外実習
幼稚園・保育所などで実際の仕事を体験
| 科目名 | 実習先 | 履修年次 | 実施期間 | 日数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 教育実習 | 基本実習 | 福島学院大学附属幼稚園 | 2年 | 4月から5月 | 5日間 |
| 応用実習 | 協力幼稚園 | 3年 | 5月から7月 | 3週間 | |
| 保育実習 | 保育所 | 2年 | 7月から8月 | 概ね10日間 | |
| 児童福祉施設および保育所 | 1年 | 10月中旬 | 1日(見学実習) | ||
| 児童福祉施設 | 2年 | 10月から11月 | 概ね10日間 | ||
| 保育実習II | 保育所 | 3年 | 7月から8月 | 概ね10日間(※) | |
| 保育実習III | 児童厚生施設および知的障がい児通園施設等(保育所は除く) | 10月から11月 | 概ね10日間(※) | ||
※保育実習II、保育実習IIIのどちらか1科目を履修

取得可能な免許・資格
| 免許・資格等名称 | 主な就職先 |
|---|---|
| 幼稚園教諭二種免許状 | 幼稚園(公立・私立) |
| 保育士資格 | 保育所、児童養護施設、乳児院、児童館、知的障がい児施設、肢体不自由児施設、ろうあ児施設、母子生活支援施設、知的障がい者更生施設、知的障がい者授産施設 |
| 社会福祉主事任用資格 | 都道府県や市町村の福祉事務所や福祉施設 |
※本学において所定の科目単位を取得し卒業することで得られる免許・資格
進学・編入学
| 免許・資格等名称 | 主な進学先 |
|---|---|
| 専攻科への進学 | 福島学院大学短期大学部専攻科福祉専攻第一部、専攻科保育専攻第二部 ※専攻科修了後、福祉学部4年次への編入学も可能です。 |
| 福祉学部への編入学 | 福島学院大学福祉学部福祉心理学科3年次 |


保育の場で働く自分がイメージしやすい環境
附属幼稚園の先生による授業では、
園児たちの様子が活き活きと伝わってきます。
未経験だったピアノも、がんばっているところです。
附属幼稚園の先生による講義は、園児たちの様子が活き活きと伝わってきて面白いですし、図画工作での制作も季節感を感じながら楽しんでいます。だた一つ、苦労しているのがピアノです。空いた時間に音楽館で自習できること、それから無料でキーボードが借りられるので、とても助かっています。
保育科第二部 遠藤 孝(福島県二本松市出身)