短期大学部 保育科第一部
日々成長していく子どもたちの瞳を、もっと輝かせたい
子どもたちは、体験を積み重ねて日々成長しています。中学校の職場体験で保育所を訪ねたときに、工作で悪戦苦闘していた子が、ようやく完成させた瞬間に居合わせました。その時の子どもの瞳の輝き、やがて周りの子どもにも教えはじめた心の動きを観察しているうちに、保育者という仕事に魅力を感じるようになりました。同じ高校の先輩から、福島学院大学の授業内容やキャンパスの雰囲気の良さについて何度か教えてもらっていたこともあり、迷わず進学を決めました。
1年の時には、基本実習で5日間、実習をします。子どもたちのちょっとした成長を見ると、うれしくなると同時に、一人ひとりの大切な命を預かる責任の大きさを実感しました。子どもたちに音楽の楽しみを伝える「幼児音楽」の授業では、保育士の視点に立ちながら学んでいます。今は、来年の「創作ミュージカル」が楽しみ。この授業は学生が創作したシナリオをミュージカルで発表する授業で、先輩の発表を見て、自分も夢を与えられる表現を発表したいと思いました。今の目標は、子どもたちだけではなく、その親からも信頼されるような保育者。目標にむかって学ぶ日々は充実していて、一日があっと言う間に過ぎていきます。
保育科第一部 鈴木 陽香(福島県国見町出身)
保育者は子どもが人生で初めて出会う先生だから、
自分自身の生活も見つめ直して欲しい
幼児体育と実習指導を担当しています。子どもたちに運動(遊び)を教えるためには、年齢に合った教え方やルールの説明が必要ですが、子どもたちの遊び方には決まりがありません。例えば「跳び箱=跳ぶ」と皆さん思うでしょうが、一番上の段を外してひっくり返せば、ゆらゆら揺れてゆりかごのようにして遊ぶことができるのです。こうした創造する力を子どもたちに教えるためにも、学生には運動の基礎を押さえつつ、新しい遊びを作り出す力を身につけて欲しいと思います。
初めての実習はキャンパスに隣接する附属幼稚園等で行いますが、みんな初めは不安そう。でも子どもたちの笑顔に触れるにつれ、学生たちの表情が変わっていくのがはっきりと分かります。保育者は「子どもの命を預かる仕事」、そして「子どもが人生で初めて出会う先生」です。そのためには保育の基本をしっかり学ぶのはもちろん、子どもたちの良き手本となれるよう生活習慣を整え、好き嫌いをなくし、正しい箸の使い方もできなくてはなりません。“先生"はなんでもできないといけないから大変ですし、「子どもが好き」なだけでは務まらない仕事です。それでも2年間の学びを通して大きく成長していく学生達の姿を見ることは、私のやりがいにもつながっています。
保育科第一部講師 藤村 透子
求める学生像
子どもたちとともに感動を
保育科第一部・第二部は、卒業後、ほとんどの人が乳幼児の保育や教育に携わることになります。そのため「子どもが好き」、自分自身が「健康」、「生活態度がしっかりしている」などが必要な資質となり、併せて、子どもたちと「ともに感動できる」豊かな感受性と、自分自身を常に高めていこうとする意欲的な学生を求めています。保育科第一部・第二部を希望されるみなさんは、子どもたちの感性豊かな成長を支え、さらに、人間関係構築の基本であり、コミュニケーション能力の基礎となる国語を身につけてください。また、音楽・美術など幅広い表現力も入学前に学習されることを希望しています。
保育科長 教授 山田英明
教育目標
多様な保育ニーズに対応できる教養と専門的な知識・技術を持った人材の養成を教育目標としています。
カリキュラムの特徴
体系的カリキュラムで多面的素養を培う
子どもたちの個性や行動を把握するための科目、心身の発達過程を学ぶ科目、音楽や図画工作の楽しさを伝える科目、身体の発達とからだを動かす楽しさを伝える科目、乳幼児の言葉の指導に関する科目など。理論と実践の両面から、多彩な科目を系統的に学び、幼稚園教諭や保育士に必要な技能、多面的素養を培います。
保育科の教育
子どもたちの未来をつくる保育者に
乳幼児期の環境や体験が、その後の人間形成に大きく関与します。この時期に子どもたちと接する幼稚園教諭や保育士は、社会的に重要な役割を果たしている仕事です。日本の将来を担う子どもの教育や保育に携わることは、未来づくりに参加する、とてもやりがいのある仕事です。
思いやりの心、柔軟な指導力、豊かな情緒など、保育者に不可欠な資質を併せ持った人材の育成を目指しています。
保育科第一部のカリキュラムの中から代表的な講義をご紹介
乳児保育
-乳児の発育・発達を理解し、適切なかかわりを身につける-
乳児保育では、生命の誕生の神秘と素晴らしさに触れ、保育施設で乳児とかかわる際の保育者の役割等について学びます。そして演習では、月齢に応じた抱っこの仕方やおむつ交換なども実際に行います。また、赤ちゃんが喜ぶ安心する接し方や、絵本の読み聞かせのポイントについても学びます。乳児への理解を深めながら、実践にも役立つ保育の技術や知識を楽しく身につけ、豊かな「子どもを見る目」を養う授業です。
幼児音楽
-音楽の楽しさ喜びを、子どもたちに伝えるために、様々な歌や楽器演奏を学ぶ-
音楽は保育現場において、情操を高めるため、子どもたちには欠かせないものの一つです。音楽の楽しさを伝えていくために、簡単な音楽理論を取り入れながら、生活、行事、季節、童謡、わらべ唄、アニメーションソング、身体運動を伴ったあそび歌など、様々な歌を学んでいきます。また、簡易楽器奏法についても学び、さらに、表現力を高めるために、グループでのミニ・ミュージカル発表も行っていきます。
保育実習
-保育士になるための第一歩-
保育実習では、保育所および児童福祉施設(保育所以外)で約10日間ずつ、保育の実際に触れ、保育士として必要な資質・能力・技術の習得を目指します。実習では子どもたちと接しながら、教室で学んだ理論を保育現場において実践します。そして、さらに研鑚を積み、その成果を将来の仕事に生かすためのものです。実習を通して子どもたちから笑顔と元気をもらい、実習が終わると保育士になるという自覚や意欲がより高まります。
創作ミュージカル
-ミュージカルを通して、表現力の向上やコミュニケーション能力の育成を目指します-
学生が主体的に取り組む授業の一つです。クラスごとにミュージカルを作り上げていきます。オリジナルの脚本を作り、音響、照明、舞台美術を完成させ、歌って踊って演技をするという総合芸術です。保育科で学んだ2年間の集大成の授業とも言えます。将来、保育現場での行事(お遊戯会、運動会、入園・卒園式など)にも役立てることができます。
学外実習
幼稚園・保育所などで実際の仕事を体験
| 科目名 | 実習先 | 履修年次 | 実施期間 | 日数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 教育実習 | 基本実習 | 福島学院大学附属幼稚園 | 1年 | 6月から翌年3月 | 5日間 |
| 応用実習 | 協力幼稚園 | 2年 | 9月 | 3週間 | |
| 保育実習 | 保育所 | 2年 | 7月下旬から8月 | 概ね10日間 | |
| 児童福祉施設および保育所 | 1年 | 9月中旬 | 1日(見学実習) | ||
| 児童福祉施設 | 2年 | 5月 | 概ね10日間 | ||
| 保育実習II | 保育所 | 2年 | 8月下旬または10月下旬から翌年1月 | 概ね10日間(※) | |
| 保育実習III | 児童厚生施設および知的障がい児通園施設等(保育所は除く) | 2年 | 概ね10日間(※) | ||
※保育実習II、保育実習IIIのどちらか1科目を履修

取得可能な免許・資格
| 免許・資格等名称 | 主な就職先 |
|---|---|
| 幼稚園教諭二種免許状 | 幼稚園(公立・私立) |
| 保育士資格 | 保育所、児童養護施設、乳児院、児童館、知的障がい児施設、肢体不自由児施設、ろうあ児施設、母子生活支援施設、知的障がい者更生施設、知的障がい者授産施設 |
| 社会福祉主事任用資格 | 都道府県や市町村の福祉事務所や福祉施設 |
※本学において所定の科目単位を取得し卒業することで得られる免許・資格
公開講座の併修で園芸療法士を取得
保育科第一部で保育士資格の取得をめざす方は、指定されたこの講座の必修科目を併修することで園芸療法士を取得することが可能です。講座は、指定する土曜日、または日曜日に宮代キャンパスと実習施設で開講します。なお、保育士資格を取得できなかった場合、園芸療法士の資格も取得することは出来ません。
進学・編入学
| 免許・資格等名称 | 主な進学先 |
|---|---|
| 専攻科への進学 | 福島学院大学短期大学部専攻科福祉専攻第一部、専攻科保育専攻第二部 ※専攻科修了後、福祉学部4年次への編入学も可能です。 |
| 福祉学部への編入学 | 福島学院大学福祉学部福祉心理学科3年次 |


尊敬できる先生との出会いが一番の魅力
子どもが伸び伸びと成長できるような
優しく見守る事の出来る保育者になりたい
今興味のある授業は、保育の基本を学ぶ保育原理と、子ども特有の病気やケガについて学ぶ子どもの保健。基本的な事をしっかり学ぶことが、すべての源になると感じています。初めての実習では子どもの様子を観察することが中心だったので、早く一緒に遊べる様になりたいですね。
保育科第一部 松崎 一文(福島県福島市出身)